子供が主役の博物館

 愛知県岡崎市には、大人ではなく子どもにフォーカスを当てた博物館があります。その名も「おかざき世界子ども美術博物館」。世界で初めての本格的な子どもの美術博物館で、館名に「世界」とあるように、次世代を担う子どもたちに国際的な広い視野を与え、豊かな想像力を身に着けてもらうことを目的として1985年に開館されました。子どもに特化しているがゆえの当館の魅力を、3つの観点から紹介します。



まずは展示について。子ども美術博物館では二階展示室で年度を通じた常設展を実施しています。今年度は障がいのある子どもたちから寄せられた作品による「子どもたちのアール・ブリュット 2022」が開催され、子どもたちの表現活動を未来に繋げるための発表の場となっています。また、一階展示室は季節ごとの特別展も実施されています。宇宙や世界のおもちゃについてなど、子どもの関心が高いテーマが選ばれている上に、ジオラマや体験遊具など、来館者が参加できる展示が豊富に用意されている点が特徴です。

 

 子ども美術博物館では作品を見学・体験するのみならず、自分で作り出すこともできます。館内に設置された「親子造形センター」には絵画、粘土、工作、EB(石膏基板の絵付け)の四つの教室があり、教材費は最低100円から最高でも1,000円台と良心的ながら、オリジナルのバッグや食器、アクセサリーなど多種多様なオリジナル作品を制作できます。ステンドグラスや陶芸など、種類によっては大人でも夢中で取り組めるような凝った作品を作ることができ、おすすめです。




 最後に、「おかざきっこ展」について紹介します。「おかざきっこ展」は、年に一度、市内の全小中学生・認定こども園児による3万点以上の造形作品が一堂に会し、野外敷地内に展示されるという催しです。子供達にとっては自分の作品を多くの人々に見てもらえる機会となり、来観した家族にもアートについて話す貴重な機会を与えています。また、期間中は誰でも自由に入場できるため、子供たちによる膨大な作品を一度に鑑賞することができます。作品の内容は学校・学年により異なるため、こんな作り方や発想があるのか、と驚かされる作品がきっとあるのではないでしょうか。



 以上、子ども美術博物館の紹介でした。子どものみならず大人も童心に帰って楽しめる館なので、興味を持って下さった方はぜひ訪れてみて下さい。

 

《参考》

・岡崎市ホームページ「おかざき世界子ども美術博物館」(おかざき世界子ども美術博物館 | 岡崎市ホームページ (okazaki.lg.jp)

・岡崎おでかけナビ「おかざき世界子ども美術博物館」(おかざき世界子ども美術博物館|岡崎の観光スポット|岡崎おでかけナビ - 岡崎市観光協会公式サイト (okazaki-kanko.jp)

・岡崎市教育委員会 現職研修委員会等ホームページ「造形おかざきっ子展ってなぁに?」(造形おかざきっ子展ってなぁに? - 岡崎市現職研修委員会 (oklab.ed.jp)

K.K

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